ロングショート戦略のデメリット
デメリットその1 短期的に大儲けは出来ない
ロングショート戦略は、短期的に大きな利益を狙うことは出来ません。
買いだけの片張り投資の場合、仕掛けている銘柄が相場のトレンドと大きく噛み合えば、短期的に大きな利益を獲得する事が可能です。
しかしロングショート戦略では、相場が一方向に推移した場合は、基本片方の銘柄が損失となって変動をヘッジしているため、損益の変動は穏やかに推移します。
もし仮に1年間で資産を2倍にするような運用方針を立てている場合、ロングショート戦略で目標を達成する事は、極めて困難です。
ロングショート戦略の年間のリターンは±10~30%くらいをイメージしてください。
デメリットその2 取引コストがかかる
ロングショート戦略は、買いと売りを両建てセットにして仕掛けを行なうため、通常の片張り取引には発生しない取引コストがかかります。
株式を例に説明すると買い銘柄は、現物取引で良いのですが、空売りを行なう銘柄は信用取引です。
信用取引で空売りをする際には「貸株料」や取引量の少ない銘柄を空売りする際には「逆日歩」というコストが発生する可能性もあります。
投資結果は、売買手数料などのコストも含めて、トータル損益で考える必要があります。
ロングショート戦略は、対面営業で手数料の高い総合証券会社ではなく、ネット証券を使い出来るだけ売買手数料の安い証券会社をご利用ください。
デメリットその3 まとまった投資資金が必要
ロングショート戦略は、ある程度まとまった運用資金がないと実践する事ができません。
ロングショート戦略をスタートするには、最低100万円は、ご用意することをお勧めしております。
株式投資では、単元株という最低の売買単位が銘柄によって違い、最低の投資金額も異なります。
投資銘柄の中には500万円くらいないと投資出来ない銘柄も存在します。
ロングショート戦略は、数万円の小額から気軽にスタート出来る投資戦略ではありません。
デメリットその4 信用取引口座の開設が必要
個人投資家がロングショート戦略を取る場合には、ショート(売り)したい金融商品によって口座の環境を整える必要があります。
- 株式:証券口座開設とは別に、信用口座の開設が必要
- 先物:口座開設で売り(ショート)可能
- FX:口座開設で売り(ショート)可能
- CFD:口座開設で売り(ショート)可能
株式の場合は、信用取引口座の開設が必須です。
信用取引口座は、投資経験や金融資産の一定基準を満たしていない投資家は審査に落ちて信用取引口座を開設できない可能性もあります。
デメリットその5 ロングショート戦略に関する情報が少ない
日本の個人投資家でロングショート戦略を理解出来る方は、非常に少数です。
「知らない」方がほとんどですが、聞いた事がある方でも「仕組みが分からない」方も多いです。
そのような経緯から個人投資家向けのロングショート戦略に関する情報や分析サイトは充実しておりません。
またロングショート戦略の仕組みやメリットを理解している投資家でもロングショート戦略に特化したツールがないと実践する事は困難です。
そんな個人投資家にロングショート戦略が実現出来るツールが「サヤトレLS」です。
