株式会社サヤトレの増田です。
本日は「売る側と買う側」をテーマにお届けします。
私は、証券会社退職後自分で商売をスタートして、沢山の学びを得ることが出来ました。
世の中大半が消費者側の視点です。
しかし作って売る側になる事で販売側の目線を持ちつつ商品を買い、サービスを受けるようになりました。
例えば、飲食店で考えてみましょう。
お店の形態にもよりますが、そのお店が何を考えているのか?
■ファーストフード
■カフェ
■ファミレス
■居酒屋
■高級レストラン
あなたは、消費者で行く時にお店側の期待を理解出来ている自信ありますか?
分かりやすく説明するために乱暴な表現を使って解説します。
私は、アルコールを飲みません。
アルコールを飲まないお客を居酒屋は求めているでしょうか?
答えはNo!
居酒屋が求めるお客は、食事は少なくお酒をいっぱい注文してくれるお客です。
料理を作るコスト(手間・人件費・食材・在庫ロス)を、アルコールの高利益で儲けるのが居酒屋のビジネスモデルです。
「酒飲まない奴は来るな!」
内心そう思っている居酒屋があったとしても、当たり前ながらそんな事は表に出せません。
よってお酒は、何十種類も用意して気合いれつつ、ソフトドリンクは、コーラ、ウーロン茶と数種類だけ。
アルコールを飲まない私としては、そのお店の意図を瞬時に察します。
客単価上がらないので長居したら申し訳ない。
そう思ってすぐに帰ります。
一方で居酒屋でも見たことも聞いた事も無い珍しいソフトドリンクやノンアルコールを用意してくれているお店もあります。
「お酒飲まない方もウエルカム」
お店側は、そんなメッセージを投げてくれていると感じます。
このように売る側は、笑顔で接客して、表の顔に出さずとも内心期待している事があります。
大手ファーストフード店が安い単品商品のメニューを隠し、ドリンクとポテト付きセットメニューを全面に出す意図は、どこにあるのか?
消費者側がビジネスモデルとして理解できると投資家として強くなります。
その期待に応えるかどうかは、消費者側の選択ですが販売側が何を考えて売っているのか?
ぜひ読み解けるように訓練しましょう。
私は、友人が経営しているカフェに良く行きます。
そのカフェは土日になると入店に大行列が出来るほどの人気店です。
人気店と分かっているので、私は入店時にスタッフに言います。
増田「席待ち状態になったら出るので教えてください。」
スタッフ「気にしないで、ゆっくりしてくださいね。」
飲食終えて、ゆっくりと一緒に来た方とおしゃべりしていると、スタッフが席に新しく水を入れに来てくれるのです。
私は、気付いて「出ますね。」とお伝えします。
スタッフ「ゆっくりしていただいて大丈夫ですよ。」
笑顔で優しく言ってくれます。
しかしお店を出るとやはり行列です。
お店側は「そろそろお時間(帰れ)」とは絶対に言いません。
スタッフやオーナーも素晴らしくその空間にいるお客全員が楽しい時間を過ごせるように配慮しているのです。
一方で私は、ラーメン次郎で店主から直接「もっと早く食べてもらえません?」と言われた経験があります。
とても辛かったです。
早く席を回転させて儲けたいラーメンを売る側の気持ちは分かりますが、要望をお客に伝え方。
気持ちよくお金を支払っていただくアイデアと努力
商売する側としてとても大事だと感じています。
私は、売る側の期待や要望が分かりつつ買う側の消費者になった際、そのお店がどういう売り方や販売をするのかをよく見ます。
日々そのような物やサービスの買い方をすることで良いお店や会社を発見する事が出来るようになります。
何か物やサービスを購入する時販売する側の期待は、どこにあるのか?
何を考えているのか?
今後何かを買う際は、売る側の気持ちを考えてみてください。
この両者の目線が備わると今後伸びる会社をいち早く発見する事が出来るかもしれません。
結果として株式投資に役立つかもしれません。
以上、ご参考になれば幸いです。
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