こんにちは!株式会社サヤトレの増田です!
サヤ取り投資、ロングショート戦略、アービトラージ、裁定取引、ペアトレード等
投資戦略を調べても情報が少なく、怪しい情報が多い気がする。
「結局、具体的な投資方法が分からない」
サヤ取り投資に関して、そんなお悩みの方が多いです。
そんな方に向けてサヤ取り投資入門レポートを作成しました!
本記事は、個人投資家でも実践できるサヤ取り投資の情報を基本から解説します。
- サヤ取り投資について知りたい
- 実際にサヤ取り投資を始めたい
- サヤ取りツールを探している
- 相場の上下で一喜一憂したくない
- 安定してコツコツ投資で増やしたい
本記事は、私が商業出版した投資書籍の内容にプラスして、サヤ取り投資分析ツール「サヤトレ2.0」を活用したサヤ取りペアの検索方法などの使い方も説明しています。
サヤ取り投資は、投資の理論を理解した後に、サヤ取りツールの使い方と統計を理解しなければなりません。
「金融知識」+「IT知識」+「統計知識」
サヤ取り投資は、実践まで中々ハードルの高く難しい投資戦略です。
サヤ取り投資は、一般常識ではなく知らない人の方が多いニッチな投資戦略です。
本記事は、初心者がサヤ取り投資の実践までのステップを順番に解説しています。
この記事の手順通りに進めるだけで、サヤ取り投資全体と取引実践の流れが分かります。
サヤ取り投資に興味を持っている方に、ぜひお役立てください。
サヤ取り投資とは?
サヤ取り投資とは、株式などの金融商品において「買い(ロング)」と「信用売り(ショート)」を同時に保有して(両建て)、その2銘柄の価格差(サヤ)の伸縮から利益を狙う投資手法です。
価格推移の連動性が高い(相関性の高い)2つの銘柄を「買い」と「信用売り」組み合わせることによって、相場全体が一方向に推移した場合でも2銘柄の損益は、相殺されます。
よって金融市場全体の価格変動リスクを軽減しながら運用を行なうことが可能です。
下記がサヤ取りの基本的な形です。
- 銘柄Aを買い(ロング)
- 銘柄Bを信用売り(ショート)
サヤ取り投資は、別名「ペアトレード」「ロングショート」「裁定取引」「アービトラージ」など複数の呼び方が存在しております。
上記は、「投資対象」や「投資銘柄数」「買いと売りの比率調整」などの違いから、呼び方が異なりますが「買い」と「売り」を同時に保有して金融市場の動きに関係なく利益を目指す両建て売買という点は、全て同じです。
一般的に投資における「売り」とは、「買い」の後に決済の意味として「売り」と表現されますが、サヤ取り投資においての「売り」とは「信用売り・空売り・ショート」とお考えください。
サヤ取り投資の考え方
サヤ取り投資では、過去の価格推移が似ている2銘柄を「相関係数」という統計データを使い相関係数の数値が高い(価格推移の連動性が高い)組み合わせをペアにして両建てします。
過去の統計が似た値動きをしているからと言って、未来もその2銘柄が似た値動きをするという保証はありませんが、高い確率で将来も似た値動きの推移になると予測出来ます。
もしサヤ取り投資を実践している際に、金融危機が発生して日経平均株価が1日で大きく下落した場合、両建て売買の2銘柄の損益は下記のようになります。
「買い銘柄」=株価が大きく下落しているので、大きな損失
「売り銘柄」=株価が大きく下落しているので、大きな利益
過去最大の金融危機であるリーマンショックの暴落を見ても分かると思いますが、金融危機が発生した場合は、銘柄の良し悪しに関係なく、リスク回避目的に全ての銘柄が売られて下落します。
将来成長が見込める優良企業であったとしても基本、全ての銘柄が下落しますので、両建てしている2銘柄も同様で、どちらの株も大きく下落する事となります。
買い保有している銘柄は、大きな損失になりますが、空売りしている銘柄は、株価が下落するほど利益は大きくなります。
「買い」と「売り」の損益を合計するとポートフォリオ(資産構成)全体としては、株価暴落による、大きな損失と大きな利益が相殺されて合計の損益に大きな変動はありません。 サヤ取り投資の損益の考え方は、2銘柄の損益を足し引き合計のセットにして考えます。
株価の暴落によって買い銘柄の評価損が100万円あったとしても、売り銘柄の評価益が100万円であれば、暴落時でもサヤ取り投資の損益は±0円という計算です。
もし仮に、買い銘柄の評価損が100万円。
売り銘柄の評価益が101万円であれば、サヤ取り投資では、足し引き1万円の利益と考えます。
「買い」と「売り」の損益をセットにする事で相場変動のリスクを抑え、2銘柄の損益合計が利益の状態で2銘柄の同時決済を目標に運用を行ないます。
サヤ取り投資の実例
2銘柄の株式を両建てする事によって、実際にどのようになるのか。
その原理を分かりやすい例として具体的に日本を代表する銀行業の「三菱UFJ」と「三井住友」の2社を例に解説します。
日本に上場する同じ銀行業の株式ですので、下記の株価比較チャートを見ても分かるように普段から株価は、非常に似た推移をして動いています。
「三菱UFJ」と「三井住友」の株価騰落率比較チャート
株式市場全体が上昇している日には、2銘柄とも株価は上昇し株式市場が下落している日には、2銘柄とも株価は下落しています。
2社の株価はどちらも直近1年間で40%ほど下落しているので1年前に100万円分の株式を買い保有していた場合は、40万円損しているイメージです。
もし仮にレバレッジをかけて投資した場合は、運用資金は全て無くなっていてもおかしくないほど大きな暴落といえるでしょう。
投資において1度でもこのような事になれば、追加の資金を投入しない限り再度、投資で復活する事は、基本的にほぼ不可能です。
しかし「三菱UFJの株を買い」と「三井住友の株を空売り」していた場合は、上記のような長期の下落でも全く心配ありません。
買い保有している三菱UFJは約40%の損失になっておりますが、同時に売っている三井住友は約40%の利益になり2社の損益の合計は相殺されるからです。
- 買い銘柄:三菱UFJは、-40%の大幅な損失
- 空売り銘柄:三井住友は、+40%の大幅な利益
このように仮に金融市場の混乱で株価が暴落しても2社の株価は、ほぼ同じパーセンテージで下落するので、どちらか一方が損失になっても、もう一方は大きな利益になります。
この仕組みがあるからこそサヤ取り投資では、株式相場の上下変動に関係のない運用が可能となります。
しかし2銘柄の値動きが似ているとは言っても、三菱UFJと三井住友は、いずれも違う企業です。
株価下落時に三井住友の株価が三菱UFJに比べて少しでも大きく下落場合は、三井住友の空売りの利益が三菱UFJの買いの損失を上回る事があります。
サヤ取り投資では、こうした2銘柄のサヤ(値動きは似ているのに、一時的に発生している価格差)を狙って利益を狙う仕組みです。
2銘柄の「買い」と「売り」の両建てを行なって、日々の相場の変動は抑えつつ、2銘柄のサヤの伸縮から2銘柄の合計損益が利益になった状態で、2銘柄の同時決済を目標に運用を行ないます。
これがサヤ取り投資の仕組みです。
サヤ取り両建て株数の調整
サヤ取り投資は、「買い」と「売り」を同時に保有する際に注意することが「株数調整」です。
ここでも分かりやすい例として銀行業の2社を例にして解説します。
【8306】三菱UFJ 株価673円
【8316】三井住友 株価5267円
両建てにするために、どちらかの株式を買い、もう一方の株式を信用売りします。
このときに投資する株数を調整して、投資金額を出来るだけ同額に近づけます。
実際のサヤ取り投資の例としては次のようなイメージです。
買い銘柄:三菱UFJ株価673円×800株=投資金額は53万8400円
売り銘柄:三井住友株価5267円×100株=投資金額は52万円6700円
サヤ取りの両建てする際の注意点としては、投資する企業によって株価や取引の単位(単元株)は異なります。
よく間違われる例として、どちらも同じ株式数で投資するケースです。
同じに合わせるのは「株式数」ではありません。
「株価」でもありません。
投資する2銘柄の「投資金額」です。
投資する株数を調整して2銘柄の投資金額をできるだけ同額になるようにしてください。
この場合ですと、三菱UFJ株を800株にすることで、2銘柄の投資金額がほぼ同額になります。
サヤ取り投資を行う場合、2銘柄の投資金額をまったく同じにすることは難しく、どうしても多少の誤差が発生します。
±5%以内の投資金額の誤差は仕方がないとお考えください。
買い銘柄に100万円投資する場合、売り銘柄は、95万円~105万円のイメージです。
単元株による投資金額と最小公倍数の兼ね合いで±10%以内に収まらない運用資金額の場合、そのペアは、見送る方がよいでしょう。
サヤ取りペア検索ツールでは、自動的に2銘柄ペアを何株仕掛ければ、両建てになるか分かる機能がサヤチャートに備わっていますので投資金額の計算にお役立てください。
ここまでサヤ取り投資の説明を読み、基本的な事が理解出来た方。
あなたは、とても聡明です!
私は、過去に総合証券会社に勤務して個人投資家に証券営業をしていました。
サヤ取り投資という投資戦略について顧客の投資家に説明しても理解出来ない方がほとんどです。
サヤ取り投資の理論は、金融投資の知識が無いと理解が難しい投資戦略です。
ここまで読んで、サヤ取り投資が理解出来た方は、ぜひ実践に進んでください。
サヤ取り投資の実践
サヤ取り投資の具体的な実践手順を説明します。
大きく3STEPです!
- STEP1:サヤ取り検索ツールでサヤ取りペアを探す
- STEP2:サヤチャートを確認してサヤ取りペアを選ぶ(最重要)
- STEP3:証券会社で買いと信用売りの注文を行う
STEP1:サヤ取り検索ツールでサヤ取りペアを探す
サヤトレ2.0に無料会員登録するとサヤ取りペア検索ツールをご利用いただけます。
サヤ取りペア検索ツールでは、膨大なサヤ取りペアの組み合わせの中から探したいサヤ取りペアを数値で入力する事で、その数値に合致したサヤ取りペアを検索する事が出来ます。
サヤ取り投資のペアを探す際に重要な2つの統計が「相関係数」と「標準偏差」です。
- 相関係数:2銘柄の株価の推移が、どの程度同じ値動きをしているか
- 標準偏差(σ=シグマ):現在のサヤが、過去の平均に比べてどの位置にあるか
この2つの統計を上手く活用する事によって、様々な両建て売買の戦略が可能になります。
とはいえ初心者の方は、最初から細かい統計の数字を全て理解しなくても大丈夫です。
まずサヤ取りペア検索ツールの初期条件のまま、検索を行ってください。
その理由は、投資全般に言える事ですが、銘柄選びよりもタイミング(テクニカル)の方が重要だからです。
実際のサヤ取りペアをサヤチャートを確認する事からスタートしてください。
STEP2:サヤチャートを確認してサヤ取りペアを選ぶ
サヤ取りペアの検索が完了すると検索結果一覧に条件に合致したサヤ取りペアが表示されます。
検索結果一覧のサヤ取りペアをクリックすると、そのサヤ取りペアのサヤチャートと詳細情報が表示されます。
このサヤチャートの形状を確認して、サヤ取りペアを選定します。
このサヤ取りペアの選定が最も重要で難しいポイントです(後述)
サヤトレのサヤチャートのサヤの計算は、2銘柄の株価の価格の比(サヤ比)で表示しています。
分子となる銘柄を「銘柄A」・分母となる銘柄を「銘柄B」とします。
サヤ比の計算式=「銘柄Aの株価」÷「銘柄Bの株価」
サヤ取りで最も有名な組み合わせである「日経平均」と「TOPIX」のサヤチャート(NT倍率)の計算式と同じです。
NT倍率の計算式=「日経平均」÷「TOPIX」
STEP3:証券会社で買いと信用売りの注文を行う
仕掛けるサヤ取りペアを決定したら、その2銘柄を証券会社で注文します。
株式市場は、平日15時に終了します。
その約2時間後の17時メドにサヤトレの株価更新が完了します。
翌日の寄り付きにて仕掛けるペアを選定し2銘柄を買いと売りで成行発注を行います。
株式市場が開いていない夜の時間帯がおススメです。
翌営業日に株式市場が開く9時の寄り付きのタイミングで2銘柄は、ほぼ同時に約定されます。
サヤ取りにおいて、銘柄Aと銘柄Bの売り買いの判断は、投資家によって異なります。
株式投資の「順張り」と「逆張り」と同じです。
投資家の判断によって、銘柄Aの売り買いは、逆転します。
サヤトレでは、離れたサヤが平均値方向に戻る事を「回帰狙い(逆張り)」
サヤが平均値方向から離れていく事を「かい離狙い(順張り)」と呼んでいます。
結局のところ、2銘柄のサヤチャートが上下どちらに推移するのか?
サヤの上or下を当てる2択のクイズと考えましょう。
サヤの上下予測クイズの正解率が51%に上達するとサヤ取り投資は、利益になります。
サヤが上に推移すると予想
- 銘柄A:買い(ロング)
- 銘柄B:売り(ショート)
サヤが下に推移すると予想
- 銘柄A:売り(ショート)
- 銘柄B:買い(ロング)
サヤ取りペアの選び方のコツ
投資経験がある方であればご存知かと思いますが投資の世界には、値動きに様々な法則性があります。
チャートの形が〇〇になった場合、今後△△になる可能性が高い(確率論)
上記のような法則を活かしてチャートの形から法則性を読み取り、未来の値動きの分析を行うことを「テクニカル分析」と呼びます。
サヤ取り投資は2銘柄の将来のサヤの推移を予想する投資手法です。
2銘柄のサヤチャートは、1銘柄の値動きの株価チャートとは違います。
独特の法則性が存在しています。
未来のサヤチャートの動きの予想が当たれば利益
反対にサヤチャートの推移予想が外れれば損失です。
2銘柄のサヤチャートが上下どちらに推移するのか?
サヤの上or下を当てる2択のクイズとお考えください。
サヤ取り投資で比較的簡単な法則性を2つ紹介します。
サヤ推移の法則性:逆張り・平均回帰狙い
1つ目は、行き過ぎたサヤが平均方向に戻る事を狙った平均回帰狙いです。
テクニカル分析で言い換えると逆張りです。
サヤの推移が下記のように推移していた場合
↑ ↓ ↑ ↓ ↑ ↓ ↑ ↓ ↑ ↓ ↑ ↓ ↑ 次は?
サヤは、次「↑」or「↓」どちらに動くでしょうか?
もちろん正解は、分かりません。
しかし過去のサヤ推移の法則性から私は「↓」だと予想します。
これが今あるサヤの位置から逆方向に動く事を予想して仕掛ける平均回帰狙いです。
逆張り・平均回帰狙いに適したサヤチャート
サヤチャートをご覧いただくとサヤ(黒い線)が規則性を持ってサヤの平均値(赤い線)を行き来しているのが分かります。
平均回帰狙いの際に役立つ検索条件の一つがサヤの交差回数です。
サヤ交差回数とは、サヤがサヤ移動平均線を何回交差したかを表します。
この交差回数が多いペアほどサヤが行ったり来たりを繰り返しているイメージです。
平均回帰狙うの注意点としては、仕掛けるペアにおいて過去の株価の連動性があまりに似過ぎてサヤ取りを仕掛けても取れるサヤの利幅が少額になるケースがあります。
下記のようなチャートの事例です。
予想通りにサヤが平均方向に回帰したとしてもあまりに利益が少額過ぎる場合には、仕掛けを行うべきではありません。
サヤチャートの縦軸の数字もご確認ください。
その時に参考になるのがサヤチャートの上部に表示されているサヤ移動平均乖離率です。
移動平均乖離率は、現在のサヤの位置からサヤの移動平均線までどれだけ離れているか離れ具合を確認する指標です。
移動平均線までペアを保有すると仮定した場合、移動平均乖離率は予定利益率となります。
サヤ取りペア検索ツールで移動平均乖離率10%以上で設定した場合、現在のサヤからサヤ移動平均線までのパーセンテージが10%以上離れている銘柄ペアを対象に検索します。
サヤの推移が年間を通してボリンジャーバンドを綺麗に往来し周期性があるペアを発見した場合には、平均回帰を狙った仕掛けに挑戦してみてください。
このような法則性のあるサヤ取りペアをサヤ取り検索ツールで簡単に検索が可能です。
サヤ推移の法則性:順張り・平均かい離狙い
2つ目は、サヤが一方向にトレンド(方向性)を持って推移を続けている平均かい離狙いです。
テクニカル分析で言い換えると順張りです。
サヤの推移が下記のように推移していた場合
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 次は?
サヤは、次「↑」or「↓」どちらに動くでしょうか?
こちらも正解は、分かりませんが「↓」に動く可能性が高いと予想出来ます。
順張り・平均かい離狙いに適したサヤチャート
この事例のサヤチャートの2銘は、1年間の相関係数が高い同業種です。
しかし1年間一方的にサヤが開き続けている状態が続いています。
これは言い換えると、同じ業種の2企業において株価が上がっている勝ち組銘柄と負け組銘柄のペアと言い換える事も出来ます。
平均かい離狙いの考え方は、勝ち組銘柄を買い、負け組銘柄を信用売りするイメージです。
検索条件のコツとしては、サヤの交差回数を減らす事で一方的にトレンドの方向性が発生しているペアを探す事が可能です。
サヤ取り投資家のオンラインコミュニティー
サヤ取り投資のペア選定に関して、なんとなく理解が出来た。
「でも、どのようなサヤ取りペアを選べば良いか難しい。」
そう考える方も多いでしょう。
そんな方のためにサヤ取り投資家ユーザーがオンライン上で交流出来る無料コミュニティーを運営しています。
個人投資家コミュニティー招待リンク
http://sayatrade.co.jp/slack.html
そういった悩みをお持ちの方は、コニュニティーにてサヤ取り投資家のサヤ取りペア投稿を参考にしていください。
日々、ユーザーがサヤ取りペアをコミュニティーに公開してくれています。
他者のサヤ取りペアを確認する事で自分のサヤ取りペア選びが間違っていた。
新しい発見がある事でしょう。
投資は、スポーツとは違って自分の間違ったやり方や汚いフォームを第三者の誰も指摘や訂正してくれません。
あなたが投資で汚く間違ったやり方をしていてもあなたの証券口座を見れないので誰も知らないからです。
自分から公開して見せない限り間違いに気づきません。
ご自身の投資レベルを上げる目的のためにも日々の投資活動で感じた事をコミュニティーに書き込みアウトプットの場としてご活用ください。
あなたのアウトプットが誰かのインプットになります。
アウトプットした方は、自分の頭が整理されて投資レベルアップにつながります。
間違えたやり方をしている場合には、優しい誰かに教えてもらえるかもしれません。
投資家オンラインコミュニティーの参加者は、賢い投資家達です。
ユーザー同士の言い争いや誹謗中傷は、ありません。
他者ユーザーからの怪しい投資勧誘もありませんのでご安心ください。
投資家同士が安心して交流出来るオンラインのコニュニティーを目指しています。
サヤ取りの決済タイミング
サヤ取りペアの合計損益%での決済
サヤ取り投資は、入口の仕掛けから出口の決済までが一取引です。
途中どんなに大きく評価益が出ていても最後に利益確定決済しなければ意味がありません。
サヤ取り投資の決済のタイミングは、利益確定も損切りもペアの損益%の合計で決済することをお勧めします。
サヤ取りペアのお勧めの決済目安は、ペアの投資金額に対して±2.5%での決済です。
- 買い銘柄の投資金額100万円⇒10万円の利益(損益率+10%)
- 売り銘柄の投資金額100万円⇒5万円の損失(損益率-5%)
- ペアの損益金額の合計=10万円-5万円⇒5万円の利益(ペアの投資金額に対して+2.5%)
- 買い銘柄の投資金額100万円⇒20万円の損失(損益率-20%)
- 売り銘柄の投資金額100万円⇒15万円の利益(損益率+15%)
- ペアの損益金額の合計=-20万円+15万円⇒-5万円の損失(ペアの投資金額に対して-2.5%)
ペアの投資金額に対して必ず±2.5%に設定する必要はありません.
しかし仕掛けを行う前にあらかじめ利益確定と損切りの基準は、明確に決定しましょう。
実際に投資している際、利益になっているときは「これからもっと利益が増えるかもしれない」と考えます。
また反対に損失になっているときには「もう少し保有したら元に戻るかもしれない」と考えてしまうものです。
投資にこのような余計な感情は、一切必要ありません。
5万円の利益が出ていれば利益確定。
5万円の損失になっていれば損切り。
サヤ取りペアを仕掛けた後は、予め決めた決済の基準に達したら何も考えずに機械的に決済するだけです。
仕掛けまでは、悩んで良いですが、仕掛けた後は、何も考えなくてOKです。
余計な事は、考えずに事前に決めた決済ルール通りに決済しましょう。
この方が精神的に楽で長く投資を継続できるコツです。
サヤ取りペアの最大保有期間での決済
そして決済基準には、損益以外にも最長保有期間も決めておきましょう。
サヤ取り投資の場合、最長の保有期間は、仕掛けから1カ月程度が良いでしょう。
1カ月経過したら、そのペアは、強制的に決済です。
この保有期間ルールによって、ダラダラと粘ることはなくなります。
サヤ取り投資の場合、株価の確認は、毎営業日の終値ベースで確認するだけでかまいません。
15時に株式市場が終了した後に保有中のサヤ取りペアの損益を確認。
決済の基準に達していれば翌営業日の寄り付きにてペアの2銘柄の決済注文(反対売買の注文)を出すだけです。
株式市場が開いていない時間に成り行きで発注しておけば、株式市場が開いたタイミングでほぼ同時に約定されます。
サヤ取り投資の失敗例としてよくあるパターンが儲かっている銘柄だけ利益確定。
損失になっている銘柄をそのまま残してしまうケースです。
1銘柄残してしまう時点でサヤ取り投資ではありません。
それは、単なる片張り投資です。
サヤ取り投資は、仕掛けも決済も必ず2銘柄同時に行うように徹底してください。
サヤトレ2.0とは?
サヤトレは、2011年に大手証券会社を退職後、ITの勉強をして開発したサヤ取り投資の分析に特化したツールです。
私自身が証券会社勤務時から投資家目線でこんなツールが欲しかったのです。
2011年にサヤトレをリリース、その後スマホ対応含めてサヤトレ2.0を開発しました。
株式サヤ取りの場合、上場している4000企業の中から2つの企業を選び投資します。
その組み合わせはパターンは4000✕3999=?通りです。
あなたは、この算数を頭の中で暗算計算出来ますか?
ちなみに私は、出来ません。
しかし紙とペンがあれば、計算出来ます。
電卓があれば、数秒で15,996,000通りと答えを導き出せます。
人は、掛け算の計算方法を知っていても道具を使わずに複雑な計算は、出来ません。
複雑な計算は、人がやるのではなく機械にやらせた方が良いと私は考えています。
サヤトレは、約16000万通りの組み合わせの中からサヤ取りで重要な統計値を全パターン毎日計算。
そしてその統計値やビッグデータを自社のサーバー(クラウド)に保管しています。
サヤトレのユーザーは、そのデータにクラウド上でアクセスして使う事が可能です。
サヤ取り投資の一番大きな問題は、サヤ取り投資に適したペアを探すのが難しい点です。
毎日15時に価格が変わる株価というビッグデータを約1600万通り、全て統計値を計算。
一日もデータの歯抜けなく17時にデータの更新を2011年から続けています。
上場株式2銘柄の組み合わせ16000万通りの相関係数のような統計値データを保有しているのは、日本でサヤトレのみだと思います。
サヤ取り投資を行うには、複雑なデータ処理が必須です。
その一番大きな問題を解決してサヤ取り投資家に喜んでもらう事が私の仕事であると考えています。
ニッチなWEBサービスですので、ぜひ本記事をあなたの友人投資家に紹介していただけると嬉しいです。
サヤトレの価値とは?
サヤトレは、投資分析ツールであり計算機の道具です。
良い包丁を使ったら、美味しい料理が作れるとは限りません。
良いバットを使ったら、ホームランが打てるとは限りません。
投資分析ツールも同様で投資結果は、投資家の腕次第です。
しかし包丁やバットのような道具が無いと料理も野球も出来ません。
サヤ取り投資という投資戦略もサヤトレのような計算機が無いと非常に困難です。
そんなサヤ取り投資家の問題を解決するサービスがサヤトレの価値です。
そして私は、一人の投資家&起業家として、自身の時間価値を高く設定しています。
日頃から生産性や効率に重点を置いて生活しています。
投資分析にかける時間も極力減らし、自分の興味ある趣味や家族との時間を使いたい考えです。
この記事をお読みのあなたも投資家。
あなたの時間の価値は、きっと他者よりも高いはずです。
ぜひサヤトレを上手く使って投資分析にかける手間や時間を削減してください。
サヤ取りの価値とは?
私が証券会社を辞めて、サヤ取り分析ツールを作って起業しよう。
そう決断した最大の理由は、シンプルです。
サヤ取り投資を極めたら、金融市場で稼げる。
一生食べていけるスキルになると考えました。
サヤトレの運営は2011年から運営をスタートして12年以上が経過しました。
よってその答えは、既に出ています。
私の考えは、間違いではありませんでした。
実際にこれまでに沢山のサヤ取りで成功した投資家に出会ってきました。
- サヤトレユーザーの契約期間が10年以上(ユーザーが投資で儲かり続けている)
- 大手の資産運用会社も長期的にサヤトレを有料契約してくれている
- サヤトレユーザーの運用資金が数億円を突破(私にお礼を言いに来てくれる)
- サヤトレのエンジニアのサヤ取り投資家に昇格!ひっそりとメッチャ稼いでいる
そして、私自身もサヤ取り投資家の一人です。
繰り返しますが、私の時間価値は、非常に高いです!
そんな私が自分の時間と労力を使って開発する価値がサヤ取りにはあるのです。
実際に株式会社サヤトレが赤字になるか黒字になるかは、私のサヤ取り投資結果次第です。
よって投資成績を上げるために日々サヤ取り投資の研究を続けています。
とは言え、サヤ取りツールを作っている私がサヤ取りの魅力を伝えてもポジショントークに感じる方もいるでしょう。
そんな方は、世界の最高峰の投資のプロについてググってみてください。
世界の金融の中心は、ニューヨークのウォール街です。
金融の中心であるウォール街で、投資家からお金を預かり、投資でお金を増やすことをビジネス。
それがヘッジファンドです。
ヘッジファンドの多くが行っているメインの投資戦略がサヤ取りです。
投資業界の最高峰のヘッジファンドがサヤ取りをしている。
私個人の話よりも説得力があると思います。
しかし実際のところ、サヤ取り投資が上達して投資で稼げるまでは、簡単ではありません。
投資で稼ぎ続ける事は、そんなに甘くありません。
「誰でも簡単に~」
サヤ取り、ロングショート、アービトラージは、分かっていない人を騙す際によく使われます。
この現状に私は、非常に怒りを覚えています。
私は、証券会社勤務と個人投資家を経て、投資の厳しさや難しさを経験してきました。
サヤ取りに限らず、何かの投資戦略を極めるには、長い時間と労力がかかります。
サヤの上or下の2択を当てるゲーム。
サヤチャートを見ると簡単なように思えますが、結構難しいです。
また上or下の予想は当たっていても、精神(メンタル)が伴わずに継続出来ない人も多いです。
実際にサヤ取り投資をスタートして多くの人が脱落するのも見てきました。
相場の上下に関係なく安定した運用を望みスタートするにも関わらず株価全体が上昇していると
「上昇相場で両建て売買をする必要はあるのか!?」
自分の欲に負けて、そう考えてしまいがちです。
サヤ取り投資初心者の方がぶち当たる最初の壁です。
こんなに大きく上昇しているのに空売り銘柄がある事によって利益が出ない。
空売り銘柄だけ決済してみよう・・・
上記のような考えになってしまったらもう泥沼です!
それは、ただの片張り投資です。
そもそも何故サヤ取り投資を始めたのかをよく思い出してください。
相場の変動で一喜一憂したくない!
相場の上下に関係なく安定して利益を狙いたい!
そう考えてサヤ取りを行なっているのではないでしょうか?
サヤ取り投資は、一発逆転で大儲け出来る投資戦略ではありません。
3歩進んで2歩下がる
そんな勝ち負けを繰り返しながらコツコツ増やしていく投資戦略です。
サヤ取り投資は、投資で損している多くの人が知らないニッチな投資戦略です。
サヤトレは、数少ないユーザーに応援いただき、長くWEBサービスを運営してきました。
これからもサヤトレ会員のサヤ取り投資が上手くいくようにツールのアップデート改良と情報発信でサポートしていきたい考えです。
これは、日本で私にしか出来ない自分だけの価値ある仕事だと考えています。
そして私個人もあなたと同じ個人投資家の一人です。
金融機関に勤める会社員ではありません。
投資家として出来るだけ長く投資の世界で生き残れるように頑張っています。
ぜひ投資の金融市場でサヤを見つけて稼ぎましょう。
サヤ取り投資やサヤトレがあなたの投資人生にとって価値のある存在になれれば幸いです。
長い文章を最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
株式会社サヤトレ代表 増田圭祐
投資で損しているあなた!株価が下がっても儲かる投資法ご存じですか?
当メディア「サヤトレ通信」では、投資初心者の方にも分かりやすくサヤ取り投資や金融経済などお金に関する情報を発信しています。
元・証券会社 → 現・IT企業経営&投資家が運営しているメディアです。
投資で損をしている方は、株価が下がっても儲かる「サヤ取り投資」をお試しください。
まずは、こちらのサヤ取り投資入門レポートをご覧ください!