【初心者必読】サヤ取り投資入門レポート

証券会社が月末に日本株を推奨する理由

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「証券業界の裏側」をテーマにお届けします。

私は、過去総合証券会社で営業職をしていました。

ネット証券のようにお客投資家からの注文は待ちません。

お客投資家の家に訪問して挨拶。

定期的に電話をかけて営業して注文を取りにいきます。

今の時代に合いませんが、まだまだニーズはあります。

会社には、証券営業員達のデスクが並び営業しています。

クローズドなのでお客の投資家は、入る事が出来ません。

社内で営業員が何をしているのか?

本日、無料版メルマガで話せる範囲で裏側をお届けします。

それが月末になると証券会社は、日本株を推奨する。

証券営業あるあるです。

昨日まで、お客の投資家に外国株の営業していました。

しかし月末になると急に日本株を推奨します。

投資家の皆様、この理由について分かりますか?

ぜひ金融機関側の目線になって考えてみてください。

証券会社員が月末に日本株を推奨する理由・・・

それは、売買手数料が本日付けで入るからです。

普段は、売買手数料の高い外国株式を推奨します。

しかし外国株式は、時差があるので注文日の翌日に約定します。

お客の注文が約定してから手数料が入ります。

つまり月末最終営業日に外国株を販売しても、当月の成績になりません。

翌月の成績に反映されます。

証券会社の営業は、毎月の目標(ノルマ)があります。

その月のノルマを達成出来ないと詰められます。(怒られる)

よって昨日まで外国株を推奨していた営業員。

月末最終日のみ急に日本株を推奨し始めるのです。

社内全体で月末は「日本株を売る」空気です。

外株やっていたら空気読めてないので怒られます。

営業員は、日本株が良いなんて思っていません。

証券会社側が今日一日だけ手数料稼ぎたい。

お客投資家の事を考えていない営業行為です。

気持ち悪いと思いませんか?

同僚達には、申し訳ないですが私には、無理でした。

仲良くなったおじいちゃん、おばあちゃん(お客の投資家)

会社や自分の営業成績のため。

その日だけ自分が思っていない金融商品を推奨する。

私は、自分の心が磨り減る気がして出来ませんでした。

そして社内で同僚が月末に必死で日本株が推奨している空間。

昨日まで中国をゴリ押ししていた人が月末のみ日本をゴリ押し。

同じ空間にいて、私は辛かったです。

同僚達が行っている仕事が私は、恥ずかしかった。

仕事なので月末締めという区切りは、重要です。

しかしその月の目標のために1日だけ悪あがき。

私は、お客から信頼を失って長期的に大きな注文を取れなくなる。

そういう考えが強くありました。

(みんなも本音は、同じだけど出来ない)

現在は、金融機関側ではなく投資家側です。

投資家側は、金融機関側の内情は、見えにくいです。

しかし本日のような裏側を投資家側にも知って欲しいです。

もし月末にあなたに日本株を推奨してくる証券営業がいた場合・・・

それはノルマ達成のための苦し紛れの営業かもしれません。

あまり表に出ない証券営業あるあるです。

あなたに金融商品をおススメしてくる営業員。

本当にあなたの資産が増えるための提案してくれていますか?

営業員が儲けるための提案をされていませんか?

そして金融知識あるあなたは、大丈夫でも高齢の両親。

あなたの身内や家族は、大丈夫ですか?

あなたが金融経済投資に強くなり、家族の資産を守ってください。

元証券会社員・現投資家からお伝えでした。

私は、珍しい事だと考えていません。

証券会社の営業は、私に向いていました。

営業成績は、営業員100人いたら私は1位狙えます。

証券営業は、得意でした。

しかし組織として常に月末ノルマをクリアし続ける。

ダークサイドに落ちていく仲良しの同僚達。

会社の営業方針が私には、合いませんでした。

証券の仕事は、向いているけれど

自分の心が磨り減ってしまうので辞めました。

大企業の肩書きや安定はありませんが

おかげで毎日楽しく仕事が出来ています。