株式会社サヤトレの増田です。
本日は「円安と円高」をテーマにお届けします。
長く金融市場をみてきた私個人の結論もお伝えします。
まずは、簡単に円高と円安の復習です。
文字通り円の価値が高くなる事を円高。
円の価値が低くなる事を円安と言います。
1ドル100円のレートだった際
1ドル購入に円の価値が高いので99円必要(円高)
1ドル購入に円の価値が低いので101円必要(円安)
日々為替レートは動いています。
日本に住んで円しか使っていないとお金の価値は変わらない。
そう思っている人が多いです。
しかし実際は、日本は、世界中で貿易をしています。
日本から輸出する事もあれば、輸入する事もあります。
為替レートの変動は、日本に住む人にとっても影響を受けるのです。
それでは円高と円安は、いったいどちら良いのでしょうか?
皆様も一緒にお考えください。
円高と円安のどちらが良いかは・・・
「人によって違います!」
具体的に言うと、ドル資産を持っているか否かです。
企業であれば、輸出が多いか輸入が多いかによって変わるのです。
日本全体で考えた場合、日本は輸出企業が多いので円安の方が良いです。
私は、ドル円レートが76円だった2011年。
証券会社で働いていました。
当時の事は、今でもよく覚えています。
増田「なぜ日本で地震が起こって原発が爆発して日本円の価値が上がる!?」
日経平均株価も毎日下落して毎日絶望でした。
私は、その頃から日本円を売り続けてドルを買い続けてきました。
そして月日は、流れて2024年。
13年経過して1ドルは150円と約2倍の円安です。
円安が進み日経平均株価も過去最高値を更新しました。
輸出している日本企業や資産をドルにした私のような投資家は、大儲けです。
しかしその一方でドルを持っていない日本人。
言い換えると投資をしてこなかった日本人。
輸出しておらず日本国内で商売している中小企業。
これらの人達は、日本円しか持っていないので円安は、不利です。
世界的にみると日本円の価値が低くなっています。
海外から物や資源含めて全ての価格が値上がりします。
今まで買えていた物が値上がりして買いにくくなっているのです。
日本経済全体で考えた場合、大企業を中心に円安は良い事です。
しかし投資していない人や中小企業にとって円安は悪い事です。
円安が良いのか?
円高が良いのか?
今いる立場や保有資産によって変わります。
私個人としては、日本に住みながら日本円を持たない。
資産のほとんどをドルで持つ考えです。
そう考える者としては、これから先も円安になって欲しいです。
しかし為替は、長期的に購買力平価にてサヤ取りが発生します。
日本が安すぎると、海外から買いが入るイメージです。
実際は、そう簡単に私を儲けさせてくれないと感じています。
このメルマガのお読みのあなたは、円安と円高どちらが良いですか?
今のポジション状況を明確しつつ、保有資産を調整しましょう。
日本に住んでいる限り、為替なんて関係ないと思っている人は大間違いです。
以上、ご参考になれば幸いです。
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