株式会社サヤトレの増田です。
本日は「日本の金融教育の歴史」をテーマにお届けします。
私が証券会社に入社して富裕層の個人を相手に証券営業する中で驚いたのが日本人の金融リテラシーの乏しさです。
■医者
■弁護士
■上場企業の雇われ社長(創業者ではない)
世間一般的に身分の高く優秀で頭良い方達です。
しかし証券や金融の話になると基礎的な金融知識であったとしても分かっていない事が多くあります。
医者は、医学の専門で弁護士は、法律の専門です。
私が金融(証券・投資)の道に進みたまたま金融知識があるだけです。
日本人の多くは、金融教育を受けておりません。
よって地位や名誉のある方でも金融知識が乏しいのが実情です。
英語で「こんにちは」は「Hello」と学校で習います。
しかしポルトガル語の「こんにちは」は習いません。
(ポルトガル語でこんにちは=オラ)
外国語を先行している人は、分かるような基礎的な知識でも学ぶ機会が無い人にとっては知らないのです。
国民に金融教育やお金の知識を与えない。
国民には、毎日労働で働いてもらいギリギリ暮らせる賃金を与えて適度な休み。
お金を沢山手に入れる事は、悪い事である。
今の社会の基盤を作った人物がいます。
日本の歴史上その人物によっては作られた文化が数百年間以上、日本に根付いているのです。
その人物が江戸幕府を作った徳川家康です。
家康は、戦国時代を武力で終わらせ、日本を安定させるための制度を知力で作り国民をコントロールさせた実績は、見事です。
そんな徳川家康が江戸時代に考えたのが「財」と「権力」の関係性です。
人間は、財力を手に入れるとその次に権力を手に入れようとします。
権力を求める者が増えてしまうと国を安定させたい家康目線、面倒なのです。
結果、士農工商のなかで最もお金の知識がある商人の身分を一番低い賤しい印象操作を行いました。
時代劇で必ず出てくる有名なセリフ。
「越後屋、おぬしも悪よのう」
徳川家康は、国民にお金は稼ぐ者は、悪。
そういうイメージを定着させる事に成功します。
結果的に、江戸時代は安定して200年以上継続。
そして家康が作った国民が持つお金のイメージや価値観は、現代でも長く生き続けています。
私は、金融業でお金持ちに沢山会ってきて自分も商人なので、断定して言えますが経営者やお金持ちの方の方が優しく人格者です。
貧乏でお金無い人の方が卑しく性格が悪い。
世間が持つお金持ちのイメージとは真逆です。
そして令和の時代になり2022年から学校で金融教育がスタートします。
江戸時代に作られたお金の価値観や慣習は、令和の時代で少しずつ変わっていく事でしょう。
英語のように10年以上勉強しても全く話せない無駄な授業になるのか?
(絶対に学び方を改めるべき!)
それとも日本にある資産を上手く活かし金融知識で外貨を獲得するようになるのか?
私は、正しい金融教育を受けた子供達が大きくなった10年後がとても楽しみです。
皆様は、学校の金融教育が無意味な授業になるリスクを考慮して自分の子孫には、正しい金融教育をお伝えする事をおススメします。
お金の話は日本でタブーですが未来、お金の話がカジュアルに出来る日本になる事を願っております。
以上、金融教育のご参考になれば幸いです。
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